講義内容23日目&24日目
23日目はXAMPPのインストールとFlashの基本について授業を行い、その後は24日目に行われたオリジナルサイト作成のプレゼン資料をまとめました。
XAMPP
XAMPP(ザンプ)とは,Apache(Webサーバ)、MySQL(SQLデータベースサーバ)を含めたウェブアプリケーションの実行に必要なフリーソフトウェアをパッケージとしてまとめたもの。授業ではDreamweaverを使ってデータをサーバ上にアップロードする前のテストサーバとして動作を確認するために利用する。
Flash(Action Script)
メソッド
ある命令をまとめたものをメソッド(method)とよぶ。代表的な例としてStop()というメソッドについて説明していく。基本的に以下のように記述する。
オブジェクト名.メソッド(メソッドの値);
※オブジェクト名を指定するために".(ドット)"をつないで表記するが、これをドットシンタックスとよぶ。
- stop();
動きのあるオブジェクト(シンボル化したインスタンス)のタイムライン上に組み込むAction Scriptで、通常(無指定の場合)は動作を繰り返してしまうオブジェクトを止める命令をする。停止させたい(タイムライン)フレームにキーフレームを挿入(F6)し、でアクションパネル(F9)にて以下を記述する。
stop(); //または this.stop();
後者のthisとは現在のオブジェクトを表す用語で、Action Script2.0では省略が可能なため記述しないことが多い。またstop()で指定されたときは、動画の一時停止と同じようにそのフレーム上で停まる。そのために()内のメソッドは省略されるが、括弧は記述しなければならない。
※フレームにアクションを挿入することをフレームアクションとよぶ
- play();
指定したメインタイムライン(またはムービークリップタイムライン)を再生する命令
- gotoAndStop(フレーム番号); gotoAndPLay(フレーム番号);
gotoAndStop(フレーム番号)は、指定したフレーム番号まで移動し停止する命令。gotoAndPlay(フレーム番号)は、指定したフレーム番号まで移動し再生する命令。
またシーンの違うフレームに移動するときは、gotoAndStop("シーン名",フレーム番号);というようにフレーム番号の前に""で囲んだシーン名を指定しておく。
this.gotoAndStop("mc_1",1); //mc_1というムービークリップの1フレームまで移動して停止する
プロパティ
オブジェクトを左右(x軸方向)に移動するように命令するには、”_x=移動したい数値”と記述し、このxをプロパティと呼び、移動したい数値のことをプロパティ値と呼ぶ。プロパティの記述の仕方は以下の2通りある。
オブジェクト名.プロパティ;
オブジェクト名.プロパティ=プロパティ値;
※Action Script2.0のプロパティは"_(アンダーバー)"があるものと無いものが存在するがActon Script3.0では記述しない
- _x=プロパティ値; _y=プロパティ値;
指定したオブジェクトがX軸(またはY軸)方向に値の分だけ移動させる命令。
右方向: _x +=(移動したいpx数);
左方向: _x -(移動したいpx数);
上方向: _y -=(移動したいpx数);
下方向: _y +=(移動したいpx数);
※上下(y軸方向)に関しては、通常の感覚とは逆に下方向が正の値になるので注意
this._x +=100; this._y -=50; //選択中のオブジェクトが右方向に100px、上方向に50px移動する
- _rotation=プロパティ値
オブジェクトの回転角度を命令する。+では右に値の角度だけ回転し、ーでは左に値の角度回転する。
this._rotation=45; //選択中のオブジェクトが45度右回転する square.rotation = triangle.rotation; //squareというオブジェクトがtriangleと同じ回転をする